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明るい未来は環境がつくる
JAPAN ENVIRONMENT SERVICE
PCBについて
安全のためにもPCB早期処理に向けて
PCBはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称であり、
工業的に合成された油状の物質で、化学的に安定し燃えにくく電気を通さな
い等の性質を有しているため、電機機器の絶縁油や熱媒体等に使用されてき
ました。
しかし、国内では昭和43年に“カネミ油症事件”が発生し、その毒性が社会問題化しました。PCBの毒性により、昭和47年にPCBの製造は中止されました。
その後PCBを使った製品処分のため、民間主導による廃棄物処理施設の設置が図られてきましたが、地元住民等の反対で、なかなか処理施設が設置できず、PCB廃棄物が40年以上に渡って保管が続けられています。保管の長期化により、紛失したり行方不明になった安定器等に入っていたPCBによる環境破壊がこれからも懸念される状況にあります。
また、国際的にもPCBを全く使用していない極地や遠洋でのPCB汚染が拡大していることを背景に「PCB等の環境に残留しやすい有機汚染物質の廃絶・削除を行う」ことを決めた“ストックホルム条約”(日本では平成14年に批准、平成37年〈令和6年〉までに使用を停止、平成40年〈令和9年〉までに処理を完了することが公約)が制定されました。欧米等では既にかなりの数が廃棄処理されており、わが国においても早期処理の実現が望まれます。
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